倶楽部のなりたち
すれ違う人と、自然に挨拶を交わす。
広場で遊ぶ子どもたちの声に、地域の温かさを感じる。
そんな、心豊かな日常が息づくまち。
私たち「一般社団法人 横浜グリーンバトン倶楽部」は、そのような理想のコミュニティを、住民自身の力で育んでいくことを目指す組織です。
横浜市緑区十日市場に位置する 4 つの住宅地(ドレッセ横浜十日市場、クレールレジデンス横浜十日市場、ヒルサイド横浜十日市場、ブランズガーデン横浜十日市場)の住民やテナントの皆様が主体となり、「未来にバトンをつなぐまち」を共通のビジョンとして活動しています。
このページでは、私たちの倶楽部がどのような想いのもとに設立され、日々の暮らしを豊かにするためにどのような活動を行っているのか、詳しくご紹介します。
1.横浜グリーンバトン倶楽部の成り立ち
私たちの倶楽部は、特別な背景のもとに誕生しました。
その起源は、このまちが形成される前の 2014 年、横浜市が推進した「持続可能な住宅地モデルプロジェクト」にあります。これは、超高齢化や環境問題といった未来の課題を見据え、持続可能な住宅地のモデルを構築しようという先進的な取り組みでした。この公募に事業者が選定され、この十日市場の地で、新しいまちづくりがスタートしました。
このプロジェクトでは、単に建物を整備するだけでなく、そこに住まう人々が主体となって、地域の価値を維持・向上させていく「エリアマネジメント」を実践することが重要な柱とされました。その中核を担う組織として、2019 年 8 月、「一般社団法人横浜グリーンバトン倶楽部」は設立されました。
設立当初は事業主が選定した事務局支援会社が入っていましたが、2023 年末には完全に住民主導の運営体制へと移行しました。自分たちのまちは、自分たちの手でより良くしていく。その想いを胸に、日々活動に取り組んでいます。
2.私たちが掲げる3つの活動方針
「未来にバトンをつなぐまち」というビジョンを実現するため、私たちは3つの具体的な方針を掲げています。
① 知り合い・仲間づくりの創出
新しい環境での暮らしにおいて、地域の人々とのつながりは、大きな安心感をもたらします。私たちは、イベントやサークル活動を通じて、住民同士が自然と顔見知りになり、交流を深めるきっかけを創出します。挨拶を交わす関係から、共に活動を楽しむ仲間へ。顔の見える関係性は、温かく安心なコミュニティの基盤となります。
② 子どもたちの学びと体験の場の提供
このまちは、子どもたちにとって素晴らしい学びのフィールドです。私たちは、子どもたちの好奇心を刺激し、健やかな成長を促す多様な体験の場を提供します。専門家から学ぶ自然観察、プロから教わる創作活動、地域と連携した防災イベントなど、学校だけでは得られない体験を通じて、子どもたちの社会性や探求心を育み、地域への愛着を醸成します。
③ 地域魅力の発見と発信
私たちの地域には、魅力的な人々、店舗、自然、文化が数多く存在します。そうした地域の宝を「発見」し、マルシェなどの活動を通じて広く「発信」していくことも、私たちの大切な役割です。近隣の農家や飲食店、地域の諸団体、行政機関とも積極的に連携し、十日市場エリア全体の活性化に貢献します。
3.彩り豊かな倶楽部の活動紹介
年間を通じて、私たちは多彩なイベントや活動を企画・運営しています。ここでは、その一部をご紹介します。
【季節の大型イベント】
- グリーンマルシェ(年 4 回開催)
倶楽部を代表する人気のイベントです。広場には地域の飲食店やキッチンカーが並び、地産地消のお弁当や新鮮な野菜、ハンドメイド雑貨などが販売されます。親子で楽しめるワークショップも同時に開催され、毎回多くの来場者で賑わいます。 - 十日市場消防 DAY
横浜市緑消防署・消防団の全面協力のもと実施する、大規模な防災イベントです。消防車両の展示や降下訓練の見学、消火器体験など、楽しみながら防災意識を高めることができます。毎年 1000 人以上が訪れる、地域の一大イベントとして定着しています。
【体験・学びのイベント】
- ミツバチイベント:専門家を招き、ミツバチの生態や自然環境における役割を学びます。採れたての蜂蜜の試食は、子どもから大人まで大人気です。
- 親子縁日:子どもたちが自ら店長となり、射的や輪投げなどのお店を出店。企画から運営まで親子で協力し、子どもたちの自主性と創造性を育みます。
- 手話教室:地域のサークルを講師に迎え、歌などを交えながら楽しく手話を学びます。新しいコミュニケーションの扉を開くきっかけとなっています。
- 各種ワークショップ:プロモデラーに教わる「プラモデル教室」や、ハチミツを使った「ハンドクリーム作り」など、住民の興味や特技を活かした多様な学びの場を設けています。
【日常に根差した活動】
- 清掃活動:「自分たちのまちは、自分たちで美しく」を合言葉に、定期的に地域の清掃活動を実施。世代を問わず多くの方が参加し、爽やかな汗を流しています。
4.世代を超えてつながる輪:多世代交流の推進
私たちのまちには、元気な子どもたちから、豊かな経験を持つシニア世代まで、多様な人々が暮らしています。この特性を活かし、世代間の自然な交流を育むことは、倶楽部の最も重要な活動の一つです。
例えば、シニア向け住宅「クレールレジデンス」の施設をお借りして、子どもたちが店員を務める「こども駄菓子屋」を開催したり、ハロウィンには仮装した子どもたちが施設を訪問し、入居者の皆さんと交流したりする機会を設けています。子どもたちの明るい笑顔と、それを見守るシニア世代の温かい眼差しが交わる光景は、私たちの活動が目指すコミュニティの姿そのものです。
また、マルシェでは地域の高校生や大学生がボランティアスタッフとして活躍し、イベントの運営を支えてくれています。ワークショップや教室にも様々な年代の方が参加し、共通の興味を通じて自然な会話が生まれています。
こうした世代を超えた交流は、互いへの理解と尊敬の念を育み、いざという時に支え合える、強くてしなやかな地域社会の土台となると信じています。
5.倶楽部への参加・参画について
「活動に興味が湧いた」「自分も何か貢献したい」
そう感じていただけたなら、ぜひ私たちの活動にご参加ください。倶楽部への関わり方は様々です。ご自身のライフスタイルや関心の度合いに合わせて、最適な形でご参加いただけます。
- 《Step 1》イベントに参加する
まずは、最も気軽な参加方法です。公式 LINE や Instagram、掲示板などで情報をチェックし、気になるイベントにお越しください。活動の楽しさを直接肌で感じていただくことが、最初の第一歩です。 - 《Step 2》イベントスタッフとして協力する
「マルシェの会場設営を手伝う」「イベントの受付を担当する」など、運営のサポートスタッフとして関わってみませんか。活動の裏側から関わることで、より深い満足感を得られるはずです。 - 《Step 3》イベントを企画する
「こんなイベントがあればもっと楽しくなる」「自分の特技を地域のために活かしたい」といったアイデアを、ぜひお聞かせください。定期的に開催している定例会で、皆様の「やってみたい」という想いを歓迎します。 - 《Step 4》倶楽部の運営メンバー(理事)として活動する
倶楽部の中核として、まちづくりの舵取りを担う役割です。年間の活動計画や予算を策定し、倶楽部全体の方向性を決定します。責任は伴いますが、地域を動かしていくという大きなやりがいを感じることができます。
このまちの住民(社員)であれば、誰もが倶楽部の一員です。皆様の少しの興味や行動が、このまちをさらに豊かにする大きな力となります。
おわりに
横浜グリーンバトン倶楽部の活動は、一過性のものではありません。
私たちが育んだ「楽しさ」や「安心」、「つながり」といった価値を、次の世代へ、そしてまたその次の世代へと、バトンのように着実につないでいく。それが私たちの使命です。
子どもたちが成長したときに、「このまちで育って本当によかった」と心から誇れるように。
そしていつか、彼らが新たな担い手として、次のバトンを受け取ってくれるように。
私たちはこれからも、住民一人ひとりの声に真摯に耳を傾け、知恵を出し合いながら、この手で私たちのまちを育ててまいります。
皆様の活動へのご参加を、心よりお待ちしております。
組織概要
名称
一般社団法人横浜グリーンバトン倶楽部
設立年月日
2019年8月27日
活動理念
開発事業により整備されるコミュニティ施設・広場等を拠点として活用することにより地区内外の住民交流を促進させ、良好な地域コミュニティの形成および維持・向上に取り組んでいきます。
組織体制

会員種別
正会員
500円/月・戸
- ドレッセ横浜十日市場区分所有者の方ならびに同居する方
- クレールレジデンス横浜十日市場シニアフロア入居者の方
- ヒルサイド横浜十日市場の各入居者の方
- ブランズガーデン横浜十日市場各戸建て住宅の所有者の方、ならびに同居する方
準会員
500円/月・戸
- ドレッセ横浜十日市場住戸の占有者(賃借人)
- ブランズガーデン横浜十日市場戸建て住戸の占有者(賃借人)
※いずれも賃借人と同居する方を含みます
イベント会員
500円/月・戸
- 横浜グリーンバトン倶楽部の目的に賛同し、倶楽部主催のイベント等に参加する方
- 横浜グリーンバトン倶楽部の目的に賛同し、自ら地域の人々のコミュニティの促進や交流に貢献するイベントを主催する方及びその同居者
賛助会員
1口 10,000円/年
- ドレッセ横浜十日市場テナント区画の占有者(テナント)
- 当法人の目的に賛同して活動を援助する法人、団体又は個人または賛助会費額に相当する技芸の伝達等のイベント実施
活動拠点
ドレッセ横浜十日市場:LIVING STUDIO、HANA-RE、LIVING SQUARE
クレールレジデンス横浜十日市場:コミュニティスペース
エリアマネジメント導入経緯
本開発は、郊外部のまちづくりのモデルとして横浜市が進めている「持続可能な住宅推進プロジェクト(緑区十日市場町周辺地域)」において、横浜市だけではなく、住民の皆様をはじめ企業、大学など様々な方々と取組を進めていくために、2014年12月に企画提案型公募方式による公募が実施されました。この公募に東京急行電鉄株式会社、東急不動産株式会社、エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社が応募し、事業者として選定されました。2016年3月に横浜市と事業者の間で「事業実施協定書」を締結し、この「事業実施協定書」に基づく基本計画でエリアマネジメントを実施することが位置付けられています。
